2014年5月31日土曜日

4000系電車について、その2

当社の4000系電車は車体更新後は本家(西武鉄道さん)の4000系より立派になってしまい、今では口の悪いファンが本家の4000系を「中急4000系ダッシュ」などと言うようになってしまいました。
このあだ名を知った後に西武鉄道の担当者さんにお会いする機会があり、何を言われるかちょっとビクビクしたことがありました。
思い切って「ダッシュって速そうですよね」と言ってみたら、笑ってくださったので、ホッとしました。

そんな当社の4000系ですが、登場当初は本家様よりみすぼらしいものでした。
廃車となった西武101系の制御車の車体を流用していたのですから。
車内をセミクロスシートに改造しましたが、ライオンズカラー 車体を真っ白(腰の帯はオレンジ色)に塗装したので、口の悪いファンには、白い101系を見ると頭が痛くなると言われたこともありました。

本家に真っ白な新101系が活躍している今から振り返ると、隔世の感があります。

2014年5月29日木曜日

4000系電車について

本日は、当社の4000系について。

みなさまご存知の通り、この車両は西武4000系の3ドア・2両編成バージョンです。
車内はセミクロスシート。

実はこの車両、西武鉄道さんからのご提案で実現しました。2ドア車8連で秩父鉄道に乗り入れするのだけれど、特に土曜日は都区内区間が込みそうなので池袋方に2連を増結したい、小手指で増結・解結しても良いけれど、いかがですか、この2連をJR・奥多摩駅まで直通させませんか、というお話をいただいたわけです。

いきなりそんなこと言われても、当社もすぐには対応できません。JR東日本さんとのお話し合いが必要です。

そんなこんなで、西武・秩父の直通運転が始まった1988年4月より少し遅れて、1989年4月から、当社を経由した、西武・池袋とJR・奥多摩との直通運転が始まりました。

登場からもう26年が経ち、立派なベテランとなりました。
当分は、このまま活躍を続けてくれるはずです。